vol.21 事例14 “相手が自分ならどう考えますか?”
事務職Wさんの相談です。
「何度転職しても必ず人間関係で悩みます。
全く悩まずに働く事ができません。
同僚が気分屋な感じで何を考えているのかわからず、自分が責められている気がします。
人間関係に悩まず、仕事がしたいです。
会社の人間関係に問題無い方っておられるのでしょうか?」
はい、お答えしますね。
結論ですが、全員バラバラですね。
問題の大小もありますが、
小さい問題を もはや問題と捉えてなかったり、
取るに足らない事をわざわざ深刻に考えたり、
考え方次第です。
まず、同僚さんの顔色を伺う意味はありません。なぜなら、
同僚さんが仕事ではなくプライベートで悩んでいたり、
もしくは昨日 飲み過ぎて気分が悪かったり、
または睡眠不足なのかも知れません。
同僚さんは、
「景気の悪い話を同僚にしたら、迷惑がられるんじゃないか?」と考えてるか、もしくは「話す事によって自分がさらにネガティブな気分になるから話さない」
のかもしれません。
どちらにせよ、ネガティブな話をいちいち同僚に話さないだけです。
“そこ”は、考えるだけ無駄ですね。
但し、“考え過ぎだから気にするな”とはボクは言いません。
悩んでいるのに、考えないなんてムリですよね?気にしてしまうでしょう。
それならば、考え方の方向性と捉え方を変えてみるのです。
考えるポイントをズラすという事です。
無駄なところで悩んでいるという事ですね。
同僚さんが皆、毎日ニコやかに自分に接して欲しい事を願って、それが外れたら落ち込むようならやってられませんよね。身体がもちませんよ。
「ギブ&テイク」を知っていますよね?
ギブが“与える”で
テイクが“与えられる”です。
あれはね、ギブが先なんですよ。
皆、テイク待ちの人が多すぎるんです。
「与えられたら与えましょう」というスタンスの方が多すぎるんです。
それでは、永遠に何も起こらないでしょう。
なぜなら相手もテイク(与えられる)待ちなんですから。
いいですか、
「ギブ→ギブ→ギブ→やっとデカいテイク」
です。
覚えていて下さい。返報性の原理です。
上記の最初の相談の例で言うと、
『こちらから心を開き、愛想を出して、人に元気を与えること』
これができれば無敵なのです。
相手から先に心を開いて欲しい
相手から先に愛想よくして欲しい
相手から先に元気をこちらに与えて欲しい
……逆の立場で考えてみましょう。
お分かり頂けたでしょうか。
あと、一応補足しておきますが、
上記のギブ&テイクの話は、
お金やプレゼントを先に渡せという話ではありません。
(賢明なあなたなら、余計な補足だとは思われますが)
何を先にギブ(与える)するのかと言いますと、
・話しやすい雰囲気を先に与える
・相手が答えやすい質問をする
・先に話題を提供する
…といった事になります。
あと、これはボクが困っている時に貰ったアドバイスに少し色を付けたモノなんですが、紹介しておきます。
『人は悩んでいる時のほとんどは、
気持ちの矢印が自分に向いている。
そして、人間関係などで調子がいい時は、
気持ちの矢印は外向き、もしくは相手に向いている。』
早い話が、自己中心的な気持ちに“無意識になっている間”は幸せになれません。
相手を想う事も考えてみる。
「だから仲良くして欲しい」などと見返りを求める考え方はもう終わりです。
「自分の子供が何やら機嫌悪そうにしているなー」くらいの余裕ですね。
もし、周りが皆 不機嫌で、自分に対して何かあるのかな?と思ったら、
その時こそチャンスなのです。
・どうやったら相手を喜ばせられるか?
・どうやったら相手に元気を与えられるか?
《人は、人に親切にした瞬間、幸せを感じるのです。》
本当です。
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RYOUTA MASAKI
コミュニケーションコンサルタント