vol.11 事例⑦「怒り易い性格を治したい」
友人の友人Bさんの相談です。
「悪気はないのですが、ちょっとした事で ついカッとなって言い争いになってしまいます。
自分が悪い時もあれば相手が悪い時もあればですが、怒りを抑えられない事が悩みです。」
お答えしますね。
Bさんはご自身がカッとなられ易い傾向にあると自覚されているので、その部分に焦点を当ててお話し致します。
(周りの人が怒らせるパターンは考慮せずに)
とりあえず、ケンカしてもスッキリするのは一瞬だけです。本当です。
そして、周りの人は自分に火の粉が飛んでくるのを避ける為に、ケンカした人から距離をおきます。
つまり孤立するという事です。
それがデメリットです。
対処法としましては、やはり自分自身のレベルUPしかありません。
怒りをまき散らしても、イタい人としか見られませんから(キレ易い人を格好いいとか強いとか思う人はいないという事です)。
ーさて、
自分自身のレベルUPとは、どうすればいいのか?
最良の方法があります。それは、
『世界を他にもいくつか持つ』です。
怒り易いというのは“余裕がない”から怒りを感じるのです。
自分自身の尊厳,プライド,立場が危ぶまれるから、それを守る為の自己防衛反応です。
世界を他にも持つというのは、会社以外にも 人間関係のある居場所を無理やり作っていくという事です。
「あっちの世界もあるから まぁいっか」と思える様になってくれば成功です。
他の世界の作り方は、習い事や趣味の場所でもいいですし、facebookで知り合うという方法も案外使えます。
何かのツアーやセミナーもオススメします。そこで知り合った人と友達になっておいたら色々と誘いもあるからです。
とにかく場所を増やすか、新たな知り合いをドンドン増やすかがカギです。
どちらか増やしましょう。
「と言われても、怒る場所が増えるだけだ」と一瞬思われたかも知れませんが、それはまだまだ足りないからです。
会社の休みの日に、色んな人間関係の世界を旅していると、次に会社に行くのが少しだけ久しぶりに感じるでしょう。
ちなみに、夜に早く寝るのが苦手な人は、“今日一日に満足していないから”だったりします。
でしたら、むりやり早く寝て早く起きて、早朝に近所を深呼吸しながら散歩してみて下さい。
驚くほど清々しい気分になるでしょう。
後は、“意識する”ことです。
自分の中にある、≪怒りの許容範囲ストライクゾーン≫を広く取るのです。
例)
相手がボールを投げてきて、「もっと正面に投げんかい!」と怒るよりも、ストライクゾーンを広く取り、「まぁこれも範囲内にしておくか」と思うといいです。
あなたは寛大な大人になるのです^ ^
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相談者Bさんの相談に乗ってから、少しづつですが、効果が現れてきています。
少なくとも、キレ癖は見られません。
これも、Bさんが素直に実践してくれているからですね。
上記の対処法は、すぐに効果が現れる方法ではありませんが、子供だましの方法ではありません。
原則に基づいた方法です。
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その場しのぎの、付け焼き刃の方法ではなく、
安定した「優しさと強さ」を持ち、
さらに、
「優しくする方法と強さを活かす方法」を身に付ける事が人間関係を豊かにする秘訣です。
RYOUTA MASAKI
コミュニケーションコンサルタント
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